向井秀徳日記
2006年5月分
5月16日
取材3本。
ダイノジの大谷氏とひさびさに会い、対談。トラがでっかくプリントされた、ヘンなセーターを着せられる。
5月17・18日
練習。
5月19日
名古屋ダイアモンドホール。
最終ブロックである。尽きないテンションがさらに上がっる。
みそ煮込みを食らう。鶴舞公園のいつも行っていた店がなくなってしまい、悲しい。
5月20日
大阪移動。部屋練習。ポータブルレコーダーで録る。便利な時代である。
5月21日
大阪なんばハッチ。かわいらしい名前だが、俺らからしてみりゃデカ箱だ。
にぎわってうれしい。
5月22日
広島クラブ・クアトロ。
広島では夏に「FESTA DE RAMA」というイベントに誘われているのだが、島で行うらしく、夏っぽい雰囲気がしそうでとても楽しみである。
5月23日
福岡移動。
百年蔵でアコエレ。スタインバーガーのみでやった。やはりイイ音していた。
5月24日
福岡ドラムロゴス。
女子率が高く思え、まんざらでもない気分をおぼえた。
5月25日
福岡のこり。
ひさびさ「山ちゃん」で牛サガリを食らう。
5月26日
沖縄上陸。
乱波洞でアコエレ。やはりこの店はマスター含め、独特な空気感があって最高だ。
オリオンビアーを食らいながらイイ雰囲気でやれた。
5月27日
ブリーチ、琉球ディスコとイベント。
ブリーチのすけが、さらにたくましくなっていて、また、ウマかった。
琉球ディスコは、ズ太いビートに沖縄旋律が乗り、けたたましく、ものすごく興奮した。ときどき歌うボーカルの女の子の民謡にも心が湧いた。また、我々の曲をアレンジした曲があり、興味深かった。新アルバムに入るらしい。
5月28日
宜野湾ヒューマンステージにて、とうとうMATSURI SESSIONツアーの地方最終日を迎える。
本編最後では、MATSURIビートに沖縄の「カチャーシー」を合体させて演奏した。ステージに人が上がる、上がる。まさにマツリ・セッションの狂乱が巻き起こった。終わりにふさわしい夜であった。
今までで最も公演数が多く、最長のツアーであった。やってもやっても、終わらないのではないか、と思っていた。それがやっと終了し、ほっとしているところである。
今回のツアーではいろいろ感じることがあった。
はじまってまず、観客のノリが気になった。
おとなしい、というかあまり体を動かさず、じっと聞く人が多い、と思った。前から、動く人とそうでない人はいたが、今回は、じっと聞く人が多いように思ったのである。あるときは、会場の誰ひとりの拍手もなく、静寂のみ、ということもあった。
正直、ツアーの前半は、シーンとなっている状況に違和感を感じ、「つまらないのか?」と不安になった。状況を変えようとして、カラ廻ったりもした。
ステージと観客席の温度差が生まれるのは非常にヒジョーにイヤである。ただしかし、それを埋めようとして、一体感を出そうとムリヤリ「ありがとー!!」とか「お前ら、サイコー」とかウソくさいことは、俺は言いたくない。そういう言葉は心の底から言いたい。
いろんなことを考えつつ、やっておったが、つまりこれは、「こりゃ俺らのビートがやっぱヘンなんかな」と考えた。ビートについていけなくてノレないのではなかろうか、と。
「SUGAR MAN」などを演奏すると、皆、完全棒立ちである。あの曲で強引に踊り狂うヤツとかいたらオモロいな、と思っていたが、ついにそうゆうヤツは現れなかった。わかりにくいものだとはこちらはツユほども思っていないのだが、ノリにくいもんなのだろうか。
しかし、やっていく中で確信したのは、皆、静かながらも本当に真剣に聞いてくれているということだ。その熱気を感じることができた。そして鋭い緊張感の中で、固唾を呑むカンジに快感をおぼえた。また、我々と観客の興奮が一緒に沸き立ちあがり、スパークする瞬間も何度もあった。
やはり、ノろうがノるまいが、体を動かそうが、そうでなかろうが、それは観客の自由だ。それでいいのだ。ヘンに暴れられても困るが。
そして当然、俺がそこで「ハイ、これならノレるでしょう」と皆に合わせる形で曲を作ったり、プレイすることは出来んのである。自分なりにやるしかねえ。
いろいろ考えもしたが、ホントうれしいことにどこの土地も多くの観客が来てくれたし、また、あらゆる部分でとても勉強になり、いいツアーになったと思う。
5月29日
モドリ。寝る。
と思ったら起きて練習。
5月30日
ツアーに出ていたので知らなかったが、東京はここ数日大雨だったらしく、そのせいかスタジオの地下に水が溜まり、漏電してブレーカーが落ちて、電気が通じない。
ヤバい、ヤバすぎる。どうすっか、とあたふたした。
大家さんが、スタジオの床をひっぺはがす。マンホールが出現して、フタを開けると下には水がいっぱいになった貯水倉がある。そっからくみ上げポンプで水を外へ出して、コトはおさまった。安心である。
新宿ピットインにドラマーの芳垣安洋さんのグループ、「EMERGENCY!」のライブを見に行った。
暴れ太鼓としかいいようがないわ、このサウンド。興奮した。
5月31日
「ミッドナイト・ムービー」という映画の宣伝用のアンケートを書く。
あなたのミッドナイト・カルトムービーはなんですか?というものであった。
俺はカーペンター映画で「カルト」という言葉を知ったので、それを書いた。
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